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2XKO の積極開発終了から考える格ゲー界隈:スト6が流行った理由と GGST・TOKON の現状

Riot Games の格闘ゲーム 2XKO が積極開発を終了するらしい。

今の格ゲー界隈は、スト6(ストリートファイター6)が圧倒的に流行っている。そんな中、2XKO のニュースリリースをきっかけに、スト6側から他のタイトルを下に見るような言説が目立って、ちょっと燃えていたように見えた。

先に断っておくと、自分が今やっているのは GGST(GUILTY GEAR -STRIVE-)、TOKON(MARVEL Tōkon: Fighting Souls)、スト6 の 3 つだけ。エアプで語るのはよくないので、話はこの 3 タイトルに絞る。

スト6(ストリートファイター6)はなぜ流行ったのか

まず、ゲーム性が良かったのは間違いない。「インパクト」や「ジャストパリィ」は、競技シーンであっても動画で見ている人に分かりやすい。モダン操作のおかげで、格ゲー未経験の人でも触りやすい。

そのうえで、ゲームの外側の要素も大きかったと思う。

ひとつは、ストリーマーや VTuber といったインフルエンサーへのアプローチ。

もうひとつは、シリーズそのものの知名度。「波動拳」「昇竜拳」は格ゲーをやらない人でも知っているけど、「ガンフレイム」とか「ヴォルカニックヴァイパー」と言われても、普通は何のことか分からない。

ウメハラやときどのように、名前の知られたプロがいるのも強い。そもそも今は賞金大会が多くて、安定した収入になりそうなタイトルがスト6しかない。

それから、コミュニティ大会の多さ。REJECT FIGHT NIGHT が初速に貢献したのは大きそうだし、一番爆発したのは Crazy Raccoon Cup だったんじゃないかと思う。

GGST:一時期の覇権と、煮詰まった今

GGST も、一応一時期は覇権だったんです。2022 年の EVO では最多の出場人数だった。

当時はストリートファイターV が末期で空白期間になっていたのが追い風だったし、同じアークシステムワークスのグランブルーファンタジー ヴァーサスとも客層が被らなかった。

アークゲーのプレイヤーは、新作が出るととりあえず触ってみる人が多い気がする。GGST のプレイヤーでスト6を触ったことがある人も多い。

発売からかなり時間が経っているのに、いまだにアクティブがそこそこいるのは褒めてほしいくらい。ただ、時間が経ちすぎて初中級者帯が少ない。実力が煮詰まってしまっていて、これから始める人にはハードルが高い。

TOKON(マーベル闘魂)の人口が少ない理由

TOKON はリリース初期のネットワークまわりの不具合が本当にオワってた。対戦できる環境じゃなかった。

加えて、宣伝・広告がなさすぎる。少なくとも日本国内ではほとんど見かけないし、公式 HP すらないのはどういう了見なのか。

この 2 つが噛み合った結果、不具合が改善されたことを知らない人が割といる。ちゃんとやれ。

初期にコケたせいで人口が少なく、そのうえ宣伝も改善のアナウンスも目立たないので、これから遊ぶかもしれない人に届く手段もない。

あと、見た目が難しそうすぎる。画面に最大 8 キャラいるのは難しそうにしか見えないし、アークゲー特有の長めのコンボに抵抗がある人も多そう。実際はモダン(連打)コンボがあるし、キャンセルの制限も少ないので、最適解さえ求めなければ割と簡単なんだけど。

余談だけど、やっている人からは「面白い」という声が多い。それは生存バイアスじゃないか、という反論も見かけた。否定はできない。

じゃあスト6は面白くないのか

多分面白い。格ゲーの中で比べれば、の話で、他のジャンルまで含めると分からないけど。

スト6は一方的な試合になりづらい。攻めにドライブゲージを使いすぎると守りが弱くなるし、攻めも続けにくくなる。攻め続ける選択肢にゲージで制限がかかっているので、片方がずっと押し切る展開になりにくい。

逆に言えば、攻め手がゲージの都合で止まるということでもあるので、そこは面白くないと感じるポイントにもなりそう。

それに加えて、キャンセルラッシュ、SA3 の火力、ジャストパリィ、バーンアウトと、逆転できるポイントが多い。

格ゲーは「スト6」なのか

今の状況なら、格ゲーの基準としてスト6が出てくるのはまあまあ仕方ない。他タイトルの人からすれば不快なのも分かる。

ただ、これはスト4(ストリートファイターIV)のときにも通った道。あのときも今と似たような状況で、新規が大量に入ってきて、何かとスト4基準で語られていた。

もちろん、格ゲーはスト6だけじゃない。他のタイトルもあるし、好みもある。それでも、スト6が初心者にしっかり届いて囲い込んだのは事実だし、悪いことではない。他のメーカーも新規に向けて頑張っている感じはあるけど、既存ユーザーとの調整には難儀しているようにも見える。

タイトル同士で対立しても仕方ない

格ゲーコミュニティ全体で見れば、変な対立をしている方が良くない。タイトル同士で対立したところで、10 先で決着がつくわけでもないし。

意味のない対立ばかり生むユーザーは結局定着しない。余計な対立を見せると、定着しかけていた人まで離れていく。そもそも好みの問題なので、比べること自体に意味がない。

格ゲー界隈って治安悪いの?

ついでに、格ゲー界隈の治安についても書いておく。

ゲームセンター全盛期は確かに悪かった。ただ、格ゲーというよりゲームセンターそのものの治安が悪かった。小学生は出入り禁止の校則があった。ストリートファイターII の人気で人も多かったし、人口が多ければ不穏な人も増える。ただ、割合で言えば、そんなに多くなかったと思う。

口プレイのプロレスはあった。でも、出来上がったコミュニティの中でやっていることなので、別にいいと思う。外から見たら治安が悪そうに見える、というのはそう。

平成後期は全然悪くなかった。格ゲー冬の時代だったのもある。変な人は一定数いるけど、それはたぶんどの界隈も同じ。

結論

格ゲーおじは、新規の対立煽りに乗らないでほしい。もうスト4で通った道です。新規の人も、おじを煽らないでほしい。沸点が低いおじもいます。

2XKO はイベントもやっていたし、宣伝も頑張っていたと思う。プレイヤー数の見積もりが甘かったのは自分もそう思うけど、やってない人があれこれ言っても仕方ない。

システムでも、人口でも、キャラでも、ストリーマーがやっているからでも、理由はなんでもいい。自分に合いそうなゲームをやればいい。所詮ゲームなんだから自分基準で遊べばいいし、それを他人に強要するのも厄介すぎる。

あと、TOKON は面白い。TOKON をやってくれ。

TOKON はちゃんと宣伝をしろ。不具合も直して大々的に報告しろ。観戦の同期ズレが直ったか分からん。一緒にやってくれる人がいないから確認できん。